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指輪のサイズ直しはどこがおすすめ?
修理して長く使い続けよう

プレゼントや譲り受けた指輪のサイズが合わない、体型が変わってサイズが変わってしまった、などさまざまな理由で指輪のサイズ直しをしたい方もいらっしゃるでしょう。
では指輪のサイズ直しは一体どこに依頼すればよいのでしょうか。
普段から付き合いのあるジュエリー店があれば良いのだけれど、行きつけではないジュエリー店を利用する場合は自分にピッタリなのか分からないこともあるでしょう。本記事では指輪のサイズ直しをしたいが、どこに出したらよいかわからない方へ、指輪のサイズ直しについてを紹介します。
指輪のサイズ直しの方法、注意点も説明しているため、ぜひ本記事をご参考にしてください。

指輪のサイズ直しでおすすめのお店はどこ?

指輪のサイズ直しはどこがおすすめ?修理して長く使い続けよう
指輪のサイズ直しは、基本的にはジュエリー店に依頼します。
購入したお店に持ち込むのが一般的です。
しかし購入したお店がわからない、購入店への持ち込みが難しいときには他のジュエリー店や修理店に持ち込みましょう。
また、最近ではインターネットでの修理依頼も可能です。
本項では、お店の特徴やメリット、デメリットも説明しています。

購入したお店

一般的には、該当する指輪を購入したお店にサイズ直しを依頼するのがおすすめです。
ほとんどのジュエリー店が修理工場を持っているか工場と提携しており、サイズ直しに対応してくれます。
また購入店ではアフターサービスとしてサイズ直しをおこなってくれる場合もあるため確認してみましょう。
アフターサービスの内容は店舗ごとに異なり、保証書や証明書などを確認してみてください。
修理の相談の際には、保証書や証明書も持っていくようにしましょう。
ジュエリー店によっては、自社ブランドのものしか扱っていない場合もあり、事前に確認しておくのがおすすめです。

ジュエリー専門店や修理店

ジュエリー専門店や修理専門店に依頼する方法もあります。
指輪のサイズ直しは、デザインによりできるものとできないものとがあります。
また、サイズの大幅な変更も購入店では断られる可能性があるでしょう。
しかし、修理専門店では購入店で断られたような難しい修理でも対応できる場合があります。
ただし、ジュエリー専門店や修理専門店では破損してしまったときの保証がありません。
高価な宝石やブランド品は、まずはできるだけ購入店に相談するのをおすすめします。

インターネットで依頼

最近ではインターネットでサイズ直しの依頼ができます。
近くにジュエリー店や修理専門店がない、持ち込む時間がない方には、インターネットで調べてみるのも1つの方法です。
また、指輪を購入したお店がインターネットでの修理を受けつけているケースもあります。
インターネット利用時には、メールやオンラインフォームを活用して依頼しましょう。
一般的には指定の配送先に指輪を郵送し、見積りをおこなってもらい費用を支払ってサイズ直しが依頼できます。
宅急便の貴重品扱いで郵送すると万が一の時でも安心です。
しかし、インターネット依頼だと送料は自己負担が多いため金額も高くなる点を覚えておきましょう。
インターネットで依頼する場合には、実店舗があってインターネットでの依頼を受けているお店とインターネットだけで展開しているお店の2種類があります。
まずは、慎重に店舗を見極めて信頼できるかを検討してください。

指輪のサイズ直しをする方法

指輪のサイズ直しをする方法
指輪のサイズ直しといっても、サイズを大きくしたい・小さくしたい場合とがあります。
小さくする方法はわかりますが、大きいサイズにできるの?と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
指輪のサイズ直しは、大幅な変更でなければ基本的には変更可能です。
本項では指輪のサイズを大きくする方法・小さくする方法を説明していきます。

指輪のサイズを大きくする方法

指輪のサイズを大きくする場合にはおもに手の平側になりますが、指輪の地金部分のデザインに影響が出ない部分を切断し地金を継ぎ足してならす方法でおこないます。
継ぎ足し、溶接した部分を磨きあげて、目立たなく仕上げて完成です。
指輪のサイズ変更には、一般的に素材やデザイン、どれくらいのサイズ変更をおこなうかによって価格が変わってきます。
注意しなければいけないのが、サイズを大きくすると加工代以外に追加する地金の費用が必要になります。
また、溶接できるのはプラチナやゴールドで、チタンやジルコニウムなどは溶接には適しません。
上記の素材は金属を叩いて伸ばす方法が用いられますが、指輪本体の厚みやデザインが変わってしまう可能性があります。
素材や継ぎ足しの必要量、相場によって価格が変動するためサイズを小さくするときよりも割高になってしまう点も覚えておきましょう。

指輪のサイズを小さくする方法

指輪のサイズを小さくしたい場合には、一般的には目立たないデザインに影響のない部分をカットしつなぎ合わせる方法でおこないます。
プラチナやゴールドのような溶接しやすい金属が適しており、磨きあげるとつなぎ目もほとんどわからずきれいに仕上げられます。
ただし、一部を切り取るために裏側の刻印やイニシャルなどが彫ってある場合には、なくなってしまう可能性があるため注意しましょう。
また指輪の内側に新たなパーツを取り付けサイズを小さくする方法もあります。
メリットはデザインが変わらない点で、カットの難しいエタニティリングやデザインが凝ったタイプ、カットができないタイプでも可能です。
ただし厚みができるため、使用感に不都合が生じる点があるのが難点でしょう。
溶接ができない場合、シンプルなデザインのものに限り圧縮して縮める方法がとられますが、この方法では大幅なサイズ変更はできません。

指輪のサイズ直しにおいてリペアできること

指輪のサイズ直しにおいてリペアできること
指輪のサイズ直しだけでなく、リペアではさまざまな依頼ができます。
指輪やジュエリーは高価であり一生物です。
適切にリペアをおこなえば、美しい輝きを長く保てます。
本項ではジュエリーのリペアでできることを紹介しますので、参考にしてください。

リングのサイズ直し

リングのサイズ直しをする場合には、サイズを大きくする、小さくするかで方法が異なります。
また、ゴールドやプラチナなど溶接ができる素材なのか、チタンなど溶接が難しい素材なのかを確認しなければいけません。
大幅なサイズ変更の場合には形が変形する可能性もあり、デザインによってはサイズ直し不可の場合もあります。
サイズ直しにはさまざまな方法があるため、素材や目的、方法を入念に相談しましょう。
また、サイズを大きくする場合には切断部分を継ぎ足す素材が必要で、使用している素材の相場によって価格が変動する点も忘れてはいけません。

磨き直し

大切に使用してきた指輪でも、ゴールドなどやわらかい素材ではどうしても傷がついてしまいます。
長い時間の経過で、いつの間にか細かい傷がついてしまい輝きが鈍くなってしまっていませんか?
このようなときには磨き直しをすると、本来の美しい輝きを取り戻せます。
ゴールドやプラチナは磨きなおしが可能ですが、できない素材もあるため依頼する際には専門店に事前に相談してみましょう。
石がついているリングでも磨きなおしは可能です。
しかしシンプルなものよりも割高となり、デザインによってはできないタイプもあるため確認が必要になります。

サイズを直して新品仕上げ

おすすめなのは、サイズ直しと一緒に新品仕上げを依頼する方法です。
セットでおこなうとお得な価格で新品仕上げをしてくれる可能性があるため、確認してみましょう。
自分で磨く方法もありますが、プロに依頼すると細かい傷もなくなります。
古い指輪を譲り受けたときや、昔使っていたジュエリーをサイズ直しするときには新品仕上げを一緒におこなうとよいでしょう。
ぴったりサイズで新品同様な指輪となって手元に戻ってくるためおすすめです。

壊れたパーツの直し

ジュエリーが壊れてしまった場合でも、修理が可能です。
ネックレスがちぎれてしまったり、指輪が変形してしまったり、ピアスの変形などもあるでしょう。
多くの場合、修理はできます。
ネックレスがちぎれてしまう・丸カンが外れてしまったら、チェーンの可動部などに対して溶接をおこないます。
溶接で壊れたパーツを直すには、ゴールドやプラチナのような溶接可能な素材に適用されますが、溶接のできない素材でも相談により修理が可能です。

パールネックレスの糸を取り換え

パールネックレスは、成人の時にプレゼントされるなど長く愛用している方も多いです。
しかし、きちんとメンテナンスをしている方は少ないのではないでしょうか。
古くなった糸は定期的に取り替えをおこなわないと、ネックレスが切れてしまうおそれがあります。
長く使っているものや譲り受けたものは、切れてしまう前に糸を取り替えておくと安心です。
切れてしまったら、パールが散らばり紛失してしまうおそれがあります。
最近のパールネックレスはパール1つずつナットで留めてあるものが多く、もし切れてしまっても散らばらないようになっている物もあります。
しかし、古いものはナットがなく切れるとバラバラになってしまうため、特に注意しましょう。
パールとパールの間に隙間ができ、糸が伸びてきていると、取り替えのサインです。
価格は長さやデザイン、糸の種類やナット有無によってかわり、糸の種類には通常のナイロン糸以外に切れにくいステンレスワイヤー製タイプも選べます。

石の留め直し

指輪についている石は、留め金の緩みや変形などで取れてしまう可能性があります。
なくなってしまわないように、緩んでいる留め金や変形が生じた際には早めに修理をおこないましょう。
石留めが緩んでいる際には緩み直しをおこない、石が外れてしまった場合には留め直しをおこないます。
価格は石のサイズやデザインで異なるため、事前に確認をおこなうと安心です。
他には接着剤で止める方法もあります。
接着剤で止める方法は地金の素材、ゴールドやホワイトゴールドかプラチナかによって異なります。
もし石を紛失してしまったら、サイズやカラーが合う石を探して修理もできますが、その際には石の費用も必要です。

指輪のサイズ直しをする際の注意点

指輪のサイズ直しをする際の注意点
指輪のサイズが合わないときにはサイズ直しをおこなえます。
しかし、サイズ直しに出す際にはいくつかの注意点を踏まえておきましょう。
何度もサイズ直しをする方法はおすすめできませんし、すぐにお直しが終わるわけでなく時間がかかる点も忘れてはいけません。
本項では指輪のサイズ直しをする際の注意点を説明します。

何度もサイズ直しをしない

リフォームと異なり、サイズ直しは比較的ハードルが低いリペアです。
指輪はぴったりサイズでないと紛失のおそれがあります。
大きいとくるくると回転してしまいつけ心地が悪くなったり、石がついているものは石に傷がついたり破損する可能性もあります。
サイズの合っていない指輪はぴったりサイズになるようサイズ直しをおこないましょう。
しかし、だからといって何度もサイズ直しを繰り返すのはおすすめできません。
たとえ溶接で接着しても切断し接着しているため、少なからず衝撃が加わりダメージが蓄積されている点を忘れてはいけません。
できればサイズ直しをしないで済むように、購入時にサイズを合わせるようにしましょう。

すぐには返却されない

大切な指輪をサイズ直しに出すときや、使用目的が決まっていてサイズ直しに出すときもあるでしょう。
そのような際には、返却時期を確認してからお直しに出してください。
サイズ直しは専門の職人さんがおこないます。
店内に職人さんがいる場合や工房を持っている店舗であれば比較的早く仕上がりますが、ほとんどの場合店舗に職人さんがいるわけではありません。
通常は、指輪を預かり、工房へ郵送して作業をおこないます。
工房では順番に作業をおこなうため、数日で指輪のサイズ直しが完成して手元に戻ってくるのは難しいでしょう。
使用する日にちが決まっている際には、特に事前の納期確認が大切です。

まとめ

まとめ
指輪をサイズ直しする場合には、購入店や修理専門店・インターネットで依頼を行います。
ただし、何度もサイズ変更を行うと本来の強度を保てなくなるおそれがあるため、サイズ合わせはきちんと行うようにしましょう。
また、サイズの変更の際には、新品加工・石の緩みなどのメンテナンス・ちぎれの修理や糸の付け替えなども可能です。
​​​​​​カデンシア&コンシェルではジュエリーリフォームからリペアまで幅広く対応しています。
来店予約や問い合わせもインターネットで行えるため、まずは問い合わせてみてはいかがでしょうか。

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