オンもオフも一緒に。
私だけのオーダーメイドジュエリー

人気スタイリストが絶賛する、カデンシア&コンシェルのオーダーメイドジュエリー

長年にわたりファッション業界の第一線で活躍してきたスタイリストの望月律子さんが、カデンシア&コンシェルのフルオーダーメイドを体験。

お母様から譲り受けたものの、なかなか身に付ける機会がなかったというジュエリーが、カデンシア&コンシェルの力によって現代的な輝きをまとい、見事に生まれ変わりました。

鋭い審美眼を持つ著名スタイリストをも魅了する、そのデザイン力の秘密とは? 望月さんと、今回デザインを手がけた下池デザイナーにお話を伺いました。

Profile

スタイリスト 望月律子さん
女性ファッション誌をはじめ、広告やカタログ、トークイベントなど幅広く活躍。シンプルでこなれ感のあるスタイリングに定評があり、自身がコーディネートを提案し、商品の貸し出しも行うファッションレンタルサロン『Allons-y』のオーナーも務める。

父、母、私。
それぞれにとって
大切なジュエリーたち

今回、3本のリングをカスタムした望月さん。それぞれのリングに込められた想いを伺いました。

「ブラックパールのリングは、5~6年前に母から譲り受けたものです。母も数えるほどしかつけていなかったようで、とてもきれいな状態でした。ただサイズが合わなかったのと、クラシックなデザインということもあって、いつかリフォームしたいなと思いつつそのままに……。立て爪のダイヤのリングは、父が母へ贈ったエンゲージリングです。今回、父の許可を得て新たに譲り受けました。ダイヤのフルエタニティリングは10年前に自分で購入したものですが、最近つける機会が減っていたものです。

リフォームは初めてで、形を変えることへの不安がありました。ファッションとして楽しむジュエリーとはちょっと違う、母や父の想い、ストーリーのあるジュエリーなので、なかなか一歩が踏み出せずにいました」

デザイナーとの対話で、
想いをつなぐ
唯一無二のものに

完成品は想像以上の出来栄えで感動した、という望月さん。当初の不安は、いつしかワクワクヘ。

「打ち合わせには、自分が好きなテイストのリングの画像を持って行きました。ある程度、頭の中で整理できていたつもりですが、フォーマルな印象のブラックパールを日常使いにどう落とし込んでいくかイメージできずにいました。

対面でのヒアリングはとても丁寧で、その場でデザインを描いてくださり、どれが好みかを確認しながら進めていきます。“さすが!”と思ったのは、パールの活かし方。パールって“月の雫”とも呼ばれますが、そのイメージに合う指と指の間に落ちるようなデザインは、さすがプロの提案。時間をかけて向き合ってくださるので安心ですし、イメージが形として具現化されていく楽しい時間でした」

“娘がつけてくれるなら”という両親の気持ちも受け継いだオンリーワン。

「シンプルなのにデザイン性があって、今の自分がラフに楽しめ、日常になじむリングへと生まれ変わりました。カデンシア&コンシェルの魅力は、クラシック・品のよさがベースにあること。ブレない軸があり、そこに今の時代の空気感やエッセンスを足していくバランスのよさがあると思います」

理想のジュエリーをカタチにする第一歩は丁寧なヒアリングからスタート。望月さんの想いをじっくりと伺いながら、デザインを一緒に描いていきます。

実際のジュエリーを手に取りながら、望月さんの想いをスケッチに描き起こしていくクリエイティブなひととき。

レザーリボンがあしらわれた気品のあるケースに収められてお渡し。開ける前から心がときめく仕立てです。ケースの内側にはブランドが大切にしている「The origin of the story」の文字を刻印。

Before

お母様から譲り受けたエンゲージリング(左)とブラックパールのリング(中央)。ダイヤのフルエタニティリング(右)は、10年前に購入したもの。

After

3つのリング(写真左)(写真上)をダブルフィンガーのオープンリングに再構築。モードな空気感と洗練された佇まいで、現代的な輝きをまといました。

デザイナーと紡ぐ
フルオーダージュエリーの物語

ジュエリーに新たな物語を刻む。
デザイナーの原点と美意識

今回望月さんのデザインを手掛けたのは、ジュエリーデザイナーとして約25年、フルオーダーメイド専門のデザイナーとして約20年以上のキャリアを積む下池デザイナー。ジュエリーコーディネーター1級の資格を持ち、高度な専門知識と確かな技術、今の時代にマッチした感性でお客様から絶対的な信頼を得ています。
インタビューでは、そのセンスの秘密とデザインに込める想いについて伺いました。

Profile

ジュエリーデザイナー 下池恵子
エジプト旅行をきっかけにジュエリーに興味を持ち、加工とデザインの勉強を始め、31歳からジュエリー業界へ。年間の合格者が1~3名、現時点でのべ41名しか有資格者がいないという、ジュエリー販売の最高難易度資格であるジュエリーコーディネーター1級の資格を持つ。

日常のささやかな感動が
インスピレーション源

リボンをモチーフにしたエレガントでフェミニンな作品から、アシンメトリーな遊び心のある作品まで、多彩なジュエリーを提案している下池デザイナーですが、その感性はどのように磨いているのでしょうか?

「自然やアート、音楽、旅行、親しい人との会話、食事など、きれい、美しい、新しい、おいしいといった、自身が感じる感覚を大切にしています。

日本は四季があるので、季節の移ろいやその時々の花々などきれいですよね。きれいなものには、何か心に響く感動があります。そのささやかな感動が、デザインのヒントになることが多いです。

インプットのために、ファッション誌もよくチェックしています。ジュエリーに限らず、トレンドやデザイン、形、カラーなどは意識していますね。海外ブランドのジュエリーは、新作が発表されたらショップまで見にいくようにしています。

以前、吹きガラスをしていたこともあり、ガラスや陶器、絵画、彫刻、建築物などのアートも好きです。休日もできるだけ外出して、おもしろそうな美術展や展覧会に足を運んでいます。

常に自分の中に新しい風を取り込んでいると刺激になりますし、デザインを考えている時にふっとアイデアとして出てきてくれる気がします」

ローマの水道橋をはじめとする、ヨーロッパの古代遺跡や建造物が望月さんのリングをデザインするうえでのイメージソースに。

望月さんがオーダーされた実寸のリングの正面図、上面図と指示書。打ち合わせ時には、様々なバリエーションでデザインをご提案いたします。

想いをカタチに。
お客様に寄り添ったデザインを追求

フルオーダーは、きめ細やかなヒアリングから始まります。

「時間をかけてお客様のご要望を伺い、オーダーの流れや予算などを伝えます。大切にしていることは、お客様の立場に立って誠意を持って対応していくこと。まずはお客様の想いを最優先に、お似合いになる、より美しくなるデザインを考え、確認しながら進めていきます。何を作りたいか決まっていなくても、普段どんなジュエリーをつけているのか伺ったり、お召し物や雰囲気から“その人らしさ”を感じ取り、一緒にカタチにしていきます。

望月さんの場合は、画像などでお好みが把握できましたので、“おしゃれ感があり、スタイリッシュ”、“細身”、“オープンリング”をキーワードにデザインしました。シンプルでも普通すぎないよう、ダブルフィンガーのオープンリングに。ブラックパールを立体的にセットし、サイドの透かし部分は西洋のクラシックな建築物を彷彿とさせるデザインに仕上げました。

フルオーダーは完成までに2~3ヶ月ほどかかります。それぞれの想いを受け継いだ特別なジュエリーになるよう、着け心地や高さ、丸み、テクスチャーなど細部にこだわり、オーダーならではの工夫をさせていただきたいと思っております。

想いがこもった大切なジュエリーを、世界に一つだけの新たなジュエリーへと受け継いでいく。ジュエリーにはそれぞれの物語があると思うので、お客様に喜んでいただけた時はとても嬉しいです」

過去のオーダー品のデザイン画。月をモチーフにしたブローチ、色石を用いたブローチにもなる2WAY仕様のペンダントなど。

形見のジュエリーをリフォームする方も多いそう。お父様の琥珀のループタイをバングルに、お姉様のリングを亡くなった愛犬をイメージしたリングに。

下池デザイナーの代表作のひとつである、甘すぎない大人のためのリボンシリーズ。立体や構造を工夫し、新鮮で見栄えのするデザインが特徴。